虚偽の領収証等を発行することで脱税に積極的に関与し、一部を手数料として受け取る者のことを、いわゆる「B勘屋」と呼んでいる。
B勘屋はブラックのBと裏勘定をもじったもの。
あるB勘屋は、債務整理や閉鎖手続きを請け負うとして、閉鎖にかかる手数料を受領しつつ、会社を存続させ虚偽の領収証を発行してその手数料を得ていた。また、国税の追跡を逃れるために、本店移転をくりかえしていた。そのような会社を数100社も持っていたという。
具体的な手口は、架空計上金額をいったん会社口座へ入金させ、架空領収証を発行したのち、そこから1割を手数料とし残りをバックしていた。
このB勘屋を利用した会社が脱税発覚。国税局から10社で約5億円の所得隠しを指摘されている。
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